最近よく思うのですが、「よい先生の条件」なんてあるのでしょうか?

・ピアノが素晴らしく上手な先生?
・絶対怒らない先生?
・宿題を出さない先生?
・お月謝が安い先生?
・進めるのが早い先生?
・何時でもレッスン変更がOKな先生?
・一流大学を卒業されている先生?・・・

考え出したらきりがありません・・。

じゃあ、悪い先生って?その反対?😢

そしたら私は間違いなく悪い先生の仲間入りですね~・・💦だって、そんなに上手な先生ではないですもの(;^_^A

いつだったか、まったく知らない方のブログをたまたま目にした時に、よい先生の条件・・のような内容で切々と語られていたのですが、簡単に言うと、その方は中学生くらいまでの先生が悪い先生だった、その後の先生を変えて、ご自分で努力をし、たくさんさらっていき芸大に合格した・・・というような内容でした。

その当時の先生はダメな先生だった・・というような。

そして、先生選びはとても重要なので、習う際には先生にちゃんと演奏してもらうべき!と書いてありました。
なんか、たまたまですがそのブログ読んでとっても悲しい気持ちになりました😿

 

・・・本当にそうなのかしら。私もそんな風に思った時期もありましたが、今はちょっと違います。
そりゃ、音大ピアノ科受験するのにあまりレパートリーのない先生や、自分が受験する音大を全くご存じない?先生だとちょっと・・と思いますが、幼少期のレッスンにその必要はありませんものね。

だって、その方が最初からすごい先生に習っていたとして、本当に素晴らしく進まれたかどうかなんてわからないですよね。

逆に厳しくて辞めてしまったかもしれない・・。

確かに先生ってとっても大切ですし、先生の指導によって生徒さんの成長って変わるかと思いますが、その「よい先生」の条件って、結果論であって、やってみないとわからない。

少なくとも、その方がそこまで続けてこられて、音大を目指すようになり、しっかりと結果を残せたことは、マイナス面もあったかもしれませんが少なからずその「ダメな先生」のご指導があったからこそではないのかな?とも思うんです。

可能であれば、もっと早くその先生と進路についてよくご相談されたらよかったのでは?・・と。

最近、幼稚園選びなどでも思うのですが、ある方の意見、今の時代なら口コミなんかもそうですが、その方にとってそこがどうであっても、私にとってはとても違う印象かもしれない・・そう思います。
その方が嫌な思いをすれば、=よくない場所・・になってしまい、でもそれって本当に相手側だけが原因かもわからない・・。

なので、実際に自分の目を信じていきたいな・・と感じています。

私は、そんな風に一流の大学を目指す方の指導は出来ませんので、そういった場合はきちんと息子であったり他のその道の先生をご紹介します。
でも、何よりもそういう気持ちをきちんと生徒さんとお話しできる場でありたいと思っています。一人ひとりの生徒さんを大切に、そのご家庭、その生徒さんときちんと向かい合ってレッスン出来たら嬉しいな・・・と。

自分で経験したなかでは、ある時期、やはり息子ときちんと向かい合ってくれなかった・こちらの希望をあまり受けとめて下さらなかった(私がそう感じた)先生がいて、その時は色々が悲しかったですね・・。

でも幸いにして、色々な事情が重なり次の先生に変わることになり、その先生は真っ向から息子の演奏を理解し、私の気持ちも理解し、本当に救われた気がしました。

ただ・・・それでも、今はやはりそこまで息子がピアノを辞めずに続けていたのは、その私が悲しい思いをした時期の先生も不可欠なのかな・・と感じています。

「良い先生の条件」なんて、わからないですよね。同業者からしたら、悪い意味で「とんでもないレベルの先生」だったとしても、そのお教室で習われている生徒さんが、先生のお陰で、一生楽しくピアノと携われていけば、それはもう「よい先生」以外の何物でもないと思いませんか?

 

私も、今いらしてくださっている生徒さんが、本当に長くピアノを楽しんだり、いつまでも「ピアノを習ってよかったな💛」と思ってもらえるような先生でありたいな・・と思います。そうなれるように努力していきたい❣